【ふたたび嗤う淑女 中山七里】
「最後まで一気読みの小説シリーズ」
【嗤う淑女・続編】
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悪女が主人公の小説が読みたい!!
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イヤミス読みたい!!
人におすすめ
嗤う淑女 中山七里
hitomin-room.hatenablog.com
5つの話から成り立っています。
- 政治家 柳井耕一郎
資金団体の代表・藤沢優美
- 宗教法人 奨道館の副館長・伊能典膳
- 柳井の後援会長・倉橋兵衛
- 柳井の秘書であり、愛人・咲田彩夏
- 政治家 柳井耕一郎
この5人が恭子の餌食になります。
- 資金団体の代表・藤沢優美
- 宗教法人 奨道館の副館長・伊能典膳
は、二人とも資金繰りで困っていて
恭子の話に乗ってしまう。
恭子と亜香里は、見事なコンビネーションで、トレーダーになったり広告代理店になったりして、ターゲットを陥れ地獄に突き落とす。
- 柳井の後援会長・倉橋兵衛
に至っては
「後援会長じゃなく自分が立候補すればいい。」
と、その気にさせて、大金が必要になる状況を作りだす。
借金までさせられて
恭子と亜香里は煙のようにトンズラ。
絶望しかない…
恭子と亜香里に会っていなければ
静かに穏やかに老後を過ごしていただろうに…
読むのを止められない👀
けど、救いがない極悪非道すぎて…
表現できない気持ちになる。
読んでるだけで、そうなるのに
作家さんたちは平常心で書き続けられるのか?
摩訶不思議🌀
前作に負けず劣らず
なんなら、さらにパワーアップの恭子。
悪女というより、
自分の手を汚さないサイコキラー。
相手の弱点を巧みについて、操っていく。そして大金も手に入れる。
誰にも情は湧かない。
「えーーーっ😲」な大どんでん返し。
3作目「嗤う淑女 二人」
も出版されてるけど
もうお腹いっぱいです。
ここから先は
ネタバレ含む、詳しい内容が書いてあります。
全ては柳井耕一郎を陥れるため。
ある意味、4人は巻き添え。
柳井を陥れようと思ったのは
なんとなく、見かけただけ。
面識はない。当然、恨みはない。
大した理由はない。
恭子にしかないアンテナに引っかかってしまったがために、ターゲットになってしまった柳井。
運悪く柳井の身の回りにいた人たち。
こんな人、本当にいたら…
ターゲットになってしまったら…
怖すぎ
宗教法人の教祖
実は館長がホームレスから見つけてきて
教祖に仕立て上げたという話。
悩みを抱えている信者は
実はホームレスだった人を有り難がっている…
なんだか滑稽で悲しい😢
実は、亜香里が恭子だったんだけど
「お遊びは終わった。」
とばかりに、言葉巧みにみんなが殺し合いするように仕向けて
真実を知る人は誰もいなくなった…